幸せになりたいけど 頑張りたくない

実家暮らしアラサー女のブログ。「言語化能力を鍛えるため」という大義名分で更新されるが中身はくだらない。たまにコスメ・映画レビュー。

ZOOMのおかげで自分のブスな顔にも慣れたよ

緊急事態宣言が出される前日の昼過ぎ。

家でのん気にYouTubeを見ていた私に職場からメールが届いた。

「緊急事態宣言が出されて全社員に在宅勤務を義務づけることになったけど、正社員以外の人はセキュリティの観点から在宅勤務は難しいから、しばらくお休みにするね」という内容だった。

「自由!もう週5日も働かなくていい!」なんて大手をふるっていたけど、かくも弱い立場でいることを知らずにいただけだった。自分の能天気さを恥じた。

 

数ヶ月前からこの仕事とは別に、家でもできる仕事を始めた。

収入を全くといっていいほど得られていないどころか、お客さんもいない。だが背水の陣に追いつめられたこの状況、やるしかない。この状況を逆手に取って収入を得てやる。

そう思い、先日ZOOMで行った在宅仕事の講師との個人面談を見返した。自分のブスさに絶望した。こうなることがわかっていたから見返す機会をずるずる先延ばしにしていたのに。

別画面を表示し、鼻にかかったような自分の声に鳥肌を立てながら内容を確認。勢いに乗ってビジネス用のSNSを更新し、他のユーザーと積極的に交流した。少額の仕事を2件、モニターを一人ゲットした。まずまずの船出となった。

私の顔がもっとかわいかったら個人面談を早く見返していただろうし、その分早く行動できていたかもしれない。尻に火がつかないと動かない自分の怠惰さの責任を顔面に押しつける。

いずれにせよ、このタイミングで仕事を始められたのは良かったと思っている。自力で、会社に頼らず、収入を得られるようになったら、少しは安心できるだろう。安心を求める原動力は不安で、今もローンを組んだ講座代がムダにならないか、残っている借金を完済するのは何年先だろう、そもそも完済できるのだろうか、という不安が常につきまとっている。なんだか皮肉だ。今まで軽い気持ちでお金を使ったり講座に参加したりしていたけど、借金完済するまではもうやめよう。「こんなに効果が出ました!」が自分に当てはまることはまずないって、よくわかったし。

こんな精神状態だから、個人事業主向けの給付金の話を聞いた時は胸を撫で下ろした。自分の生活にどれほどお金が大事か、本当によくわかった。この切実な気持ちを忘れないうちに勉強しようと、税金の本を紀伊国屋のオンラインショップで注文した。Amazonもいいけど、日本の企業支えてこ、日本人なんだから。

 

ただならぬ不安が原動力のおかげで、規則正しい生活をおくるようになった。

毎日の仕事のスケジュールを決め、その通りに行動する。今のところ、毎日スケジュール通りとはいかないが、スタート時間を設定したことで昼過ぎまでだらだら寝なくなったし、「とりあえず」とYouTubeを見ることもなくなった。自分でも意外だった。

「自信は自分との約束を守り続けることでしか保てない」と聞いたことがある。自分との約束を平気で破っていた頃の私は、頭を働かせないことと都合の悪いことや面倒を無視するプロフェッショナルだった。

「怖い」とか「不安」といった気持ちはできれば感じたくないが、こういう気持ちは「何」が怖くて「どうすれば」その感情が消えるのか、対象が複数あるならどちらがより怖いのか、考え、その通りに行動しない限りずっとどこかに巣食っているのだ。

無視し続ければ考えなくていいし、行動もしなくていいからラクラクなのだけど、モヤモヤが晴れないままというのは気持ちが悪い。大げさだが、それを乗り越えられたことは今後の私にとって、間違いなくプラスになる。ありがとう私、見直したよ。

 

「不要不急の外出は控える」がデフォルトの私にとって、今の状況はそれほど苦ではない。

そう思っていたら図書館も急遽閉めることになったと連絡がきた。もっと本を予約しておけば良かった。後悔しながら図書館に向かって自転車のペダルを踏む。そういえばこの自転車には15年以上乗り続けている。タイヤがパンクして自転車屋に修理を依頼した時「買い替えた方が安いですよ」と言われたが結局乗り続けている。特別気に入っているかと聞かれると正直わからないが、今すぐ捨てられない名残惜しさと、動かなくなるまで乗っていたいという意地のような気持ちがある。人にも物にもあまり愛情を持てない私にしてはめずらしい。めずらしいから、この気持ちが「愛着」なのか「執着」なのか、わからない。

 

しばらく人に会わないのだから、髪型を失敗してもそれほど痛手にはならない。そう思い、気になっていた美容院を予約しようと目論んでいたのだが、ホットペッパーを開いてみればほぼほぼの美容院が営業自粛。そりゃそうか。

日が経つにつれて遠出する怖さも増し、自分で切ってみようかとも考えたが結論は出ない。その間も伸びていく髪。寝るとえりあしの髪の毛先が首に当たってかゆい。

外に出れるコンディションではないけれど、マスクするし誰も気にしないだろう。そう思って明らかに伸びすぎた髪型のまま、近所を散歩するようになった。良く言えば人目を気にしなくなったし、悪く言えば見た目に気を遣わなくなった。でもまぁいいか。自分が思ってるほど他人は自分のことを気にしないし、今は髪とか服とかどうでもいいし。

もちろん化粧もしなくなった。ストック買いしたクレンジングオイルはいまだに開封される気配がないし、マスカラもそれほど使わないうちに買い替え時を迎えた。こうなるとよく毎朝時間をかけて顔面をいじっていたなと思う。自分の価値観の変化に驚く。自分は化粧とか美容とか好きな方だと思っていたが、必要なくなった途端こうなるということは、思っていたほど好きじゃなかったんだな。化粧品にバカスカお金使うのもやめよう。

 

記事を公開する前、いつも一度は読み返して誤字脱字とか直すようにしているのだけど、今回はぶっちぎりで誤字脱字が多い。ところどころ、自分が何を言いたいのかわからないところもあった。なんだかんだ動揺しているのだと思う。寝つきが悪い私は眠る前に深呼吸することにしているが、昨日はなんだか部屋の酸素が薄い気がして、うまくできなかった。今日は部屋の空気を入れ換えたから、きっとよく眠れる。

 

明日は梅流しをして、体の中を整えよう。