幸せになりたいけど 頑張りたくない

実家暮らしアラサー女のブログ。「言語化能力を鍛えるため」という大義名分で更新されるが中身はくだらない。たまにコスメ・映画レビュー。

苦手・得意な仕事備忘録

この1年で3つの仕事を経験した。

15歳でバイトを始めてから今までほぼずっと働き続けている。

楽しい思い出になっているものもあるし、あまり思い出したくないものもある。

今就いている仕事は残念ながら自分に向いていないようで、わりと毎日トラブルを起こしている。よくクビにならないなと自分でも思う。

仕事によっては頑張りが裏目に出るものや、次に何をしたらいいかなぜかわかるというものもある。今日はこれまでの仕事の経験を棚卸しして、自分はどんな仕事が得意で好きなのか、今後のために書いておく。

 

ファストフード店

記念すべき人生初バイト。にもかかわらず二週間ぐらいで辞めた。メニューとオーダーの複雑さ、客層の悪さが理由。複雑なルールは覚えられない。

 

肉と総菜の量り売り

求人情報には「16歳から」とあったが、お金欲しさに15歳の時に応募した。時給も良かった。「今年16歳になるからOK」とあっさり採用。年配のパートさんが多く、若いというだけでかわいがってもらえた。徐々に新しいバイトが増えるも年上のため「年上に敬語使いながら何かを教えるのってしんどいな」と思ったことを覚えている。

仕事内容は商品をお客さんの注文通りに量って包んで渡すというまぁシンプルなもので、金銭のやり取りはなかった。

特売日になるとお客さんがどっと増え、イライラしている人の対応をするのがとても嫌だった。社員さんに下ネタ好きな人が何人かいて、セクハラはされなかったもののあまり居心地のいい場所ではなかった。

1年ほど続け、シフトをガンガン入れられ休みを取りにくい雰囲気が嫌になって辞めた。

昔のことなのであまり覚えてないが、ルーティーンが決まりきっていたので「仕事が覚えられない」ということでは悩まなかった気がする。接客のしんどさを思い知った。

 

スーパー

ちょっと田舎のスーパーでレジ、品出しのバイト。休憩時間中に外行かなくてもお菓子とか買えたのが良かった。田舎だったからか、お客さんが優しくて感動した。入りたての頃「新しく入った子なの?がんばってね」と声をかけてもらえたり、同じくらいの時間に同じ商品を買いに来る人がいておもしろかった。

交代でレジに入る以外の時間は、店内を見て少なくなっている商品の品出しをしたり、段ボールを潰したりと自分でやることを決められるのがおもしろかった。今思えば「今それよりこれやって」とか言わない人がいたのも大きかった。上下関係はもちろんあったけど、先輩の言うことは絶対!みたいな雰囲気ではなかった。非体育会系の私にとって非常にありがたい環境だった。

レジを打つこと自体は嫌いじゃなかったが、やっぱり接客が苦手だった。ときどき変な人が来るとうわ〜〜とテンションだだ下がりだった。

自分でやることを決められて文句を言われない環境は最高だった。自分が品出しした後の棚を見ると達成感があった。バイトに行くのは嫌じゃなかったし、わりと楽しんでいた。ただやっぱり接客は好きになれなかった。

1年ほど続け、通学路が変わるタイミングで辞めた。

 

モデルルーム受付

来場されたお客さんの案内とアンケートの回答をお願いするバイト。中には「見たいだけだから」とアンケートを拒否される方もいたが、それはそれで仕方ないので無理強いしなかった。お店の印象を悪くしない方が大事だと思った。

ある時私のアンケート回収率があまりに悪いので担当さんと話をした。アンケートの質問の中にはお客さんの金銭事情について聞くものもあって、まだ10代だった私は「こんな小娘にお金のこと聞かれたくないかな」と思ってあまり聞けずにいた。それを話すと「でもそれを聞くのがあなたの仕事でしょ」と言われ「確かに」と思い、それからは自分の年齢を無視して聞くよう努めた。書いてもらったアンケートに空欄があると質問を少し変えて聞いたりした。接客は得意じゃないと思っていたものの、1対1だとわりと話せることにこの頃気づいた。お客さんの情報を引き出せる質問を考えながら話すうち、アンケート用紙の裏まで情報を書きこめるようになった。アンケート用紙を渡した営業さんに「え、こんなに聞いてくれたんですか!」と感動された時はものすごく嬉しかった。この経験から、必要な情報をどう聞き出すか考えて話すのは得意だと思うようになった。全然活用できてないけど。

お客さんがいない時は一人きりだったのでよく本を読んでいた。モデルルーム内にさえいれば良く、自由だし時給も高いしで最高だった。ただ「今頭のおかしい人が来たら助けがくる前に殺されるな」とときどき頭をよぎった。

2年ほど続け、遠くに引っ越すことになったので辞めた。「引っ越してからも続けられませんか」と言われたのは嬉しかった。

 

食品店のギフト包装(短期)

引っ越し先での初のバイト。商品を包装するはずが、人手が足りない製パン部門に回されパンの袋詰めをやった。パンの種類と袋、使うリボンがそれぞれ違うので覚えるまでは大変だったが、一度覚えてしまえばあとは楽だった。社員さんも優しかったので質問しやすかったし、ちょっと先のことを考えて行動しただけで感激されて嬉しかった。この頃学校にあまり行きたくなくなっていたのもあって、めちゃくちゃ頑張って夜中までチーフと2人で残って働いた。初めて行った時は冬で「夏も募集するから来てね!」と言われた。夏、こちらが応募する前に電話がかかってきた。もちろん行った。

質問しやすい雰囲気だったこと、何かできるようになる度にほめてもらえる環境が最高だった。一度覚えてしまえば楽なルーティーンワークは得意らしい。

就職が決まって来年からは来れない、と伝えると「え!?来年から私たち、どうすればいいの!?」と言われた時は冗談とわかりきっていても、まー嬉しかった!頼りにされると弱い、頑張っちゃう。一番ほめてもらったバイト先。「就職先で何かあったらいつでも来てね!」と言われたのも嬉しかった。

 

コールセンター

とあるサービスの問い合わせ受付。PC上でマニュアルを見れるものの、相手の話を聞きながらどう対応すべきか考えるので大変だった。とにかく覚えること、気をつけなきゃいけないことがたくさんあった。電話対応中、肩に電流が流れるような痛みがよく走った。

クレームもガンガンきた。怒った人の相手をするのは嫌だなと思っていたが、電話越しなら案外平気だということに気づく。研修時に教えてもらったテクニック(相手の名前を呼ぶ、相手に共感していることが電話越しでも伝わるオーバーリアクション、相手の要望を言葉にして確認、など)でわりと切り抜けられた。私の教育担当をしてくれた人に「怒ってるお客さんを(私)さんが対応するとみんな怒りが静まるね、すごいね」と言われ、え、そうなの?とびっくりした。どうも私にはそういう才能があるらしい。全然活かせてないけど。

肩凝りのひどさと、膨大なマニュアルに嫌気がさして半年もしないうちに辞めた。

丁寧な言葉遣いと電話対応が身についたのは大きい。1対1のコミュニケーションは得意だけど、覚えられないほど膨大なマニュアル、臨機応変な対応を求められる仕事は苦手だ。でも教育担当の人に「私が教えた中でベストスリーに入るぐらいデキる人!」と言われたんだぜ、すごいだろ。へっへっへっ。

 

オペレーター

当時の肩書きは正社員だったものの働き方は派遣と同じだった。

扱っているものに興味が持てず、当然仕事に関する勉強もする気が起きず(本を開いて10分しないうちに猛烈な眠気に襲われた)、こりゃ向いてないなと早々に気づくも次の仕事先が見つからないので辞められず。

何よりしんどかったのは直属の上司だった。恐らくあまりキャパが広くない方で「忙しい時はこちらの話を聞いていないことがほとんど」と後々明らかになるも、最初はそんなこと知るはずもないのでクソ真面目に聞いて言われた通りに仕事をした。私のPC画面を覗いた上司が「何でそんなことやってるの?」と聞くので言われた通りにしていると答えると「僕そんなこと言ってないよ」とほざかれて以来、秒単位で殺意を募らせるようになる。仕事を始めてから二週間も経っていない時の出来事である。この上司については他にもあったが割愛。今でもちょっぴり不幸になっててほしいなと思ってる。

その上司と組み始めて3か月ほど経った頃、別の用件で病院に行ったところ「若干うつ」と診断される。わーお。その頃には転職活動を始めていたものの思うように進まずいい求人もなく、「この状態で転職活動と仕事を続けるのはちょっと無理」とエージェントからアドバイスをいただき転職活動をやめる。それまでは転職を励みに仕事を頑張っていたところがあったので、わりと地獄だった。

クソ上司との仕事が終わり、別の人と組み始めてからは仕事が前ほど嫌じゃなくなり、うつも完治?(病院に行ってないからわからない)

クソがつくほどの給料の安さ、雀の涙ほどのボーナス、向上心が生まれない仕事に人生を費やすことに限界を感じ、2年で退職。でも一番の要因は「転職 した方がいい」でぐぐって「会社になりたいと思える人がいない」という言葉を見た瞬間全身に走った変な冷たさだった気がする。今思うと1年で辞めても全然良かったな。

 

パン屋

前から働いてみたかったパン屋で働くことに。

雑談しながら仕事をこなすのが当たり前という雰囲気だったが、話しながら慣れない作業をこなせない私は職場の雰囲気になじめなかった。何日も前に一度だけやったことを求められたり、周りの状況を見て自分から動かなければならなかったりと私にとってはなかなかハードだった。

あと地味にキツかったのが「みんな一緒にお昼休憩」だった。親しい相手としか食事できない私にとって、休憩なのに一番緊張する時間だった。

結局最後まで職場の環境になじむことができず半年ほどで辞めた。チームで働くのはどうも苦手らしい。あとその場その場に応じた臨機応変な対応。

 

広告代理店

制作補助、入稿作業など。これも基本的にはルーティーンワークだったので覚えてしまえば特に苦労することはなかった。ちょっとした文章を書くのは大変だったし、どうしたらいいんだ〜という時もあったけど、自分が関わったものが世の中の片隅にでも出ていくのが嬉しかった。あと入稿した広告の束をまとめている時に味わえる「これだけ入稿したぜ〜」という達成感も好きだった。ただボタン押すだけだったけど。

広告のルールはたくさんあって、とても覚えきれる量ではなかったけど、そのルールが作られた理由を理解すればそれほど難しくなかった。嘘、難しい時もあった。

研修が丁寧で、ソフトの使い方とか基本的なことをしっかり教えてもらえたおかげで、実際の業務にも抵抗なく入ることができた。残念ながら私は一を聞いて十を知るほど頭が良くないので、初めにしっかり教えてもらえる・もらえないがその後の仕事のでき具合に直結するんだと思う。

今の仕事が決まったので半年以上1年未満で退職。

 

ここまでまとめてみて、わりとほめられる・必要とされることが多かったんだなーと気づいてびっくりしてる。今の職場でダメダメだから余計に。私は環境の影響をモロに受けるらしい。

オペレーターとして働いて以来、「働く」ことに対する自信がなくなっているのかもしれない。徐々に取り戻しまーす。

さて肝心の苦手・得意な仕事の特徴を書き出してみる。

 

苦手な仕事・環境

・チームで働く

・みんなで一緒に休憩

・上下関係が厳しい、上司の主観が基準になっている

臨機応変な対応が求められる

・雑談しながら仕事をするのが当たり前、という雰囲気

・最低限の説明で理解することを求められる

・覚えることがたくさんある、ルールが複雑

・対大勢の接客

 

得意な仕事・環境

・基本1人で作業できる

・1人で休憩に行ける

・上下関係がゆるめ

・ある程度こちらの裁量に任せられている、自由がある

・モクモクと作業できる

・研修がある、基本的なことを教えられてから実際に業務に入れる環境

・ルールがシンプル、無理なく覚えられる量

・1対1でやり取りできる

・質問しやすい雰囲気

 

こんなところでしょーか。思ったより長くなっちゃった。

今の職場がそれぞれいくつ当てはまっているかというと、苦手5、得意4、でした。

そりゃしんどいわけだ。まぁ辛いときほど自分に優しくすることにしているので、ほどほどにこなします。早く最終日来てくれー。