去年の12月ごろの話である。
とある男性を食事に誘ってから一週間経った。返事はない。既読スルーは何回されてもないがしろにされた気持ちになる。
ちなみに“とある男性”とは、先日記事に描いたタッカルビだ。
almostcinefil.hatenablog.com
普通2、3日返事がない時点で「ないな」と思うだろう。私もそう思う。それでも一週間待ったのは相手がタッカルビだったからだ。
タッカルビとのことはどこにも書くつもりがなかったのだけど、思い出したらムシャクシャしてきたので書いてやることにした。
ヤツは私に興味がないのでそもそも見つからないだろうし、見つかったところで「ふ〜ん」とも思わないだろう。だからネタにするぐらい、いいよね。
タッカルビは連絡がルーズだ。といっても出会った頃はマメだったので、「できない」のではなく「しない」人だということには気づいていた。
そのことに心を痛めながらもデートの約束をした。
知り合って間もない頃のこと。「お店予約したよ」と連絡してから2日経った。既読はついているが返事がない。仕事が忙しそうだったし追いLINEをしたくなかったのでそのままにした。
それから2日経った。約束の日が迫っているのにさすがに困る。
「都合悪くなったなら連絡して。予約キャンセルするから」
そう送ったところすぐに返事が来た。
ヤツは平謝りしていたけれど、私が思ったことはただ一つ。
連絡できんじゃねぇか。
タッカルビに初めてイラついた瞬間だった。
それでもその頃の私はタッカルビにまだ好意を抱いていたので、約束した待ち合わせ場所に向かった。
会うなりタッカルビは「ごめんね」と謝った。私は「会ったときにもちゃんと謝れるのいいな」なんて浮かれていた(バカ Part1)。
「オレ、こういうやつだからさ」
浮かれていたところに冷水を浴びせられた。
要するに「君に合わせたりマメに連絡したりするつもりないから」という意味だろう。
それでも私はタッカルビと会い続けた(バカ Part2)。
なぜなら私には選択肢がなかったし、なによりタッカルビにまだ好意を抱いていたから。
だがタッカルビの連絡不精無双は始まったばかりだった。
それからしばらくして私が体調不良になったので「体調悪いから『会おう』と言っていた時期に会えそうにない」と連絡した。
既読スルーされた。
このときばかりはさすがの私(バカ)も「え、『大丈夫?』の一言もなし…?」と我が目を疑った。
前から頭をよぎることがあった「この人、私に興味ないんだろうな」が決定づけられた瞬間だった。
さすがに不安になってまだ私と会う気があるか確認したら「ある」と言われ(こんなこと確認させる時点でやめとけと今なら思う)、相手の既読スルーに意味がないらしいことを知った。
確かにこちらが何か聞いたり電話したいと言ったりしたときは必ず返事があったことを思い出し、納得した(バカ Part3)。
既読スルーをネガティブにとらえないようにしよう、私もLINEで雑談するの好きじゃないし、と無意識のうちにタッカルビの連絡不精をかばっていた(バカ Part4)。
タッカルビとの未来の妄想で咲き乱れていた脳内お花畑が近いうち灰になるとも知らずに。
それから数回会ったが、会うたび私はタッカルビへの好意を削がれていったように思う。
途中、思わぬ形でヤツがスマホ2台持ちであることも発覚した。
でも私は連絡を取った。前の記事にも書いた通り処女を捨てたかったからだ。
自分でも認める。ヤケクソだった。
けどそんな相手にすら既読スルーされた。
男性の既読スルーは女性が思っているほどネガティブな意味はないと言う人もいるけれど、こればかりは例外だ。
ヤツは私に興味も好意も会うつもりもない。
このまま相手から無視された形で終わるのが悔しくて、自分からさよならLINEを送った。
自己肯定感が鬼低いくせにプライドだけは一丁前な私のせめてものあがきである。
タッカルビに出会ってからのこの数ヶ月は一体なんだったんだろう。
思えばヤツの口から「先に体の相性を確かめたい」発言が飛び出してから今までずっと悩んでいた気がする。
付き合う前にセックスする派の意見を読んだり、セフレ地獄にはまっている女の子たちの話を読んだり、先に体の関係を持って悩んでいた同級生を思い出したり、自分はどうしたいのか経験がないながら一生懸命考えた。
そんな私が今タッカルビに対して抱いている感情は「なんかもういい」である。
それ以上に表しようがない。これ以上言語化する気力をヤツに割けない。
タッカルビ、第一印象が一番良かったな…。
てゆーか書いてる途中で心底思ったけど、
コイツ、クズじゃん。
ねぇマジでどこが良かったの…?教えて過去の私…?
ちなみに私がどのくらい病んでいたのかというと、生まれて初めてお金を払って占いを受けるぐらいには病んでいた。
ネットで評判がいいところで見てもらったが、「まぁ当たってるかな?」という程度で、正直ネットでできる無料占いと変わらない手応えだった。
「来年の2月と3月は変化の月だから、そこで恋が終わるかもしれないし進展するかもしれない」と言われたけど、私がさよならLINEを送ったのは12月だから当たってない。
占い師曰く「相性いい」らしいけど、連絡取れなかったら相性もクソもなくね?
タッカルビとのことは以上である。
文章にすると相手のことを客観的に見られるので、これからも書こうかな。男と出会う予定ないけど。
そんな感じで今は何もやりたくない。出会いの場とか男とかいいっす。しばらく自分がしたいことだけしよ。ジーンズとスニーカーで出かけよ。男ウケとか考えないで過ごそ。
そう思いつつ、スマホのメモ帳に書いていた「こんな男の人と付き合いたい」の項目に書いていた「連絡がマメ」を太字にした。