幸せになりたいけど 頑張りたくない

実家暮らしアラサー女のブログ。「言語化能力を鍛えるため」という大義名分で更新されるが中身はくだらない。たまにコスメ・映画レビュー。

意図的な食事量増加の理由

社会人になってから、食べられる量が学生時代の半分ほどになった。

理由は「少しでも自炊の負担と外食費を抑えるため」だった。

社会人に比べて時間に余裕があった学生時代の食事量は、実家暮らしの時とほぼ変わらなかった。むしろ一人暮らしを始めてメニューも味付けもなにもかも自分で決められる!という一人暮らしハイにかかって、めちゃくちゃ食べていた気がする。

問題は社会人になってからだ。

会社の近くに飲食店がなく、昼食の選択肢はうどん半分ほどの太さがある麺を「そば」と言い張る激マズ社食か弁当持参の二択に見せかけたほぼ一択。弁当作りも自炊も負担に感じるようになり、あることを思いついた。

 

「少量で満足するようになれば、自炊する時間・手間・お金を減らせる」

 

最初はしんどかったものの、朝はシリアル、昼はサンドイッチかおにぎり、夜は麺類(うどん1パックで済ませることが多かった)という食生活に私の満腹中枢は順応していった。そんな生活を数年続け、胃は順調に小さくなった。ここまでは狙い通りだったのだが、つい先日、飲食店で頼んだ一人前の定食をどうしても食べ切れず残してしまった。

「自分の横着さがめぐりめぐって食べ物を粗末にしてしまった」という罪悪感と同時に、一人前の定食すら完食できなくなった自分が小さく弱くなったように感じた。そういえば食事量が減る前と比べて元気ない気がするなぁとも思い、せめて一人前は食べ切れるようになると誓った。

そういうワケで先日から少しずつ食事の量を増やしている。今の職場の社食は健康的でおいしいメニューを安価で提供してくれるし、社外に出れば1年かかっても通い切れないぐらいの飲食店が並んでいる。食事量を増やすのに今の環境はうってつけだ。食べる量に伴って出費もかさむが、精神的・身体的健康のためならどうってことない。少食の方が健康的という意見もあるみたいだが、私の場合平均的な一人前がちょうどいいんだと思う。食事中「おいしいものを味わうのは幸せだなぁ」としみじみ思うようになったのがなによりの証拠だ。

食べる幸せを必要なだけ享受できることに「ありがてぇありがてぇ」と毎日心中で手のひらを合わせている。

 

完全な余談だけど、学生・社員のモチベーションを上げたいとお考えの方、学食・社食の質の向上から手をつけるのが一番効果が目覚ましいと思います。