ネタバレあり。
「ニンフォマニアック」のジェイミー・ベルがあまりにも美しかったのでレンタル。
彼の記念すべきデビュー作。
この時から顔変わってない!美少年!
踊ることが好きでバレエダンサーを夢見る少年・ビリーが、考え方が古い村で夢を叶えるため奮闘するストーリー。
悪く言い方になるけど「信じていれば夢は叶う」の王道パターンをなぞっていて、目新しさやリアリティな描写はなし。
正直書くことといったらジェイミー・ベルの変わらぬ美貌ぐらいだけど、それだけじゃあんまりなので。
映画全体を通して女性の映し方・扱いが雑。
例えばビリーにダンスを教えてくれて、受験にも協力的だった先生。
ビリーの父と兄を説得し、受験にも尽力してくれたのに合格と聞いても嬉しそうでもなく、それっきり出てこずに映画が終わったのはビックリした。
ビリーに「負け犬」と言われたことを根に持っているとも考えられるけど、あんなに目にかけていた教え子の晴れ舞台を観に行かないのは腑に落ちない。
さらにその先生の娘であり、ビリーに想いを寄せていた女の子なんて、合格すらビリーの口から聞くことなく出番終了。
ビリーの初恋を表現させるためだったのか?
ビリーの初舞台を観に来たのは父と兄、ゲイでビリーに好意を寄せていた男の子のみ。
もしかして監督、女嫌い?なんて邪推して調べてみた。
同監督の「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」「トラッシュ!」では女性の扱いが気にならなかったので、特別そういうわけじゃなさそう。
あとこれはどうしようもないんだけど、数年後のビリーの成長が凄まじくて最初誰かわからなかった。
しかも父と兄はわりとそのままだったから、数年後の設定であることになかなか気づけず。
時間の経過を人物で表現するのは難しいだろうけど、父と兄のメイクをなんとかすればよかったのでは?なんて偉そうに思っちゃったり。
そしてなぜか多用されているTレックスの楽曲。
オープニングで「Get It On」流れたときはテンション上がったけど。
いろいろ首をひねった映画だったけど、調べるほどではなく。
いろいろ書いたけど、ジェイミー・ベルの美しさは格別なので、いい目の保養になりました。